縦書きか横書きか(2)
7 月 13th, 2007 by 鳴神
さて、前回の続きです。
結局、縦書きにも横書きにも一長一短があるということでした。では、実際にどちらを選択したらいいのか、それが一番難しい問題でしょう。
ひとつ言えるのは、手軽な文章は横書きのほうがいいということです。たとえばブログやメールは、まさしく横書きに向いているわけですね。
一方、きちんとした文章、例として挙げるなら論文やレポートなどは縦書きがふさわしいことになります。その点、最近は政府の公報などもほとんどが横書きですが、本来は縦書きにしたほうがいいのかもしれません。
問題は、小説の場合はどうするのかという点。上の考え方ならば、ライトノベルなどのエンターテイメント小説と呼ばれるものは横書きが向いているのでしょう。逆に純文学など、かなり真面目な内容のものはやはり縦書きにすべきかもしれません。
ただ、ことはそう単純ではありません。PCで文章を読む場合、中でもブラウザを使う場合には、どう考えても横書きのほうが読みやすいと思います。逆に本という形にする場合は、小説が横書きだと違和感を覚える人が多いでしょう。
となると、結論は“状況によりけり”ということになります。特にインターフェイスがどういったものかを考えることが、これからの時代は非常に重要になると思います。
私は基本的に小説は縦書きにしていますが、人にとっては横書きのほうがいいという人もいるでしょう。幸い、現在はツールによって簡単に縦と横を変えられるので、皆さんの意見をお聞かせください。
それにしても、こうしたことで悩めるのは幸せなことかもしれません。それだけ表現の幅があるということですから、日本で生まれた我々は自然に感性が育まれているのかもしれませんね。
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縦のものは縦に。
「状況によりけり」でも良い程度の文章なら最初から横書きで十分だと思います。じっくり読みたい人だけ勝手に縦書きに変換して読めばいい。
書き手が「これは縦書きでじっくり読んでもらいたい」と思うのであれば、そのような文章を横書きに変換して読み飛ばすのは失礼というもの。
縦書きと横書きは大脳生理学的にもまったく異なる認識をされるというほどの違いがあるのなら、どのように書くか、そして、どのように読むかということは、とても重要なことだと思います。
単なる文字の方向の違いだと軽く考えるべきことではないのかもしれません。
コメント by アポロ — 2007/7/13 金曜日 @ 16:26:06
はじめまして、アポロさん。書き込みありがとうございます。
実はコメントに対する返事を書いていたところ、かなり長文になってしまったのと、これはけっこう重要な論点が含まれていると感じたこともあって、新しいエントリーとして投稿しました。
もしよければ、こちらをご覧ください。
コメント by 鳴神 — 2007/7/14 土曜日 @ 12:42:41