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手書きかワープロか

6 月 3rd, 2007 by 鳴神

 最初に書く小説を短編にすべきか長編にすべきかということと同時に、実際にどうやって書くのかという問題があります。より具体的には、ワープロ(パソコン)を使うべきか、それとも手書きでやるかということです。

 結論を先に言うと、私見ではワープロを使ったほうがいいと思います。以下にその理由を説明しましょう。

 まず編集のしやすさが上げられます。誤字脱字を修正したり、文を付加・削除したりすることは、手書きの場合非常に骨が折れますし、原稿用紙がどんどん汚くなっていきます。

 その点ワープロならば、複数の箇所も「置換」という機能によって一発で直せますし、常に読みやすいレイアウトを保つことができます。さらに最近のワープロや日本語入力ソフト(IME)では、すぐに誤字を指摘してくれたり、単語の意味を表示してくれたりする機能のあるものまで存在します。

 もちろん、タッチタイピングに慣れれば極めて高速に文字を入力できるというメリットもあります。小説書きで波に乗ってくると、アイデアが出てくるスピードに筆記が追いつかなくなることもあるくらいですから、これは本当に大きな利点かもしれません。

 ただその一方で、パソコンなどの扱いが慣れているならまだしも、そうでない場合はスキルの習得のために一定以上の努力が必要になります。

 また、当然パソコンなどの機器を購入しなければなりません。そのうえ必要なソフトウェアを揃えるとなると、さらなる出費を強いられます。

 そして、これは個人的な感想なのですが、意外に手書きのほうがいい面もあるようです。たとえば、“手応え”。キーボードを叩いているだけでは、なぜか「自分は文章を書いている」という実感が希薄なように思えます。逆に手書きならば、紙の質感、ペンの硬さ、そして音などを直に感じることができます。

 別の現実的な面では、パソコンのディスプレイを長時間見つづけると、目が異様に疲れるという問題もあります。人によっては、目が痛くなってどうしようもなくなることもあるそうです。一度の執筆で2、3時間は連続で書きつづけることはざらにあるくらいですから、これはもはや致命的です。

 全体としてこの点に関してもまた、やはり個人の好みの問題ということに帰着するでしょう。効率を優先するならワープロ、ゆっくりでもいいから“いい感触”を味わいながらやりたいのなら手書きを選ぶといいかもしれません。

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