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Archive for the '執筆ノススメ' Category

発表する

6 月 9th, 2007 by 鳴神

 さて、一通りのことが済んだら、次はいよいよ作品の正式な発表です。アマチュア作家にはそれは関係がないと思われがちですが、そもそも現在ではプロとアマチュアの境界があいまいになってきています。そのため、とりあえず発表してみるというのもひとつの手です。

 意外に文筆業の世界では、初めからそれを仕事にしようと思って作家になったのではなく、試しに書いたものを試しに発表してみたら高い評価を受け、プロとしてデビューすることになったという場合もよくあるようです。そのため、他の仕事とかけ持ちの方も多いそうです。

 ですのでプロへの道を考えていない方も、参考までに以下を読んでみてください。

 まず、発表の方法として最もオーソドックスなのが新人賞へ応募することです。これは文字どおりプロを目指す新人作家のためのもので、現在ではライトノベル系から純文学までさまざまな賞が存在します。

 ただし、これは言わばプロを本気で目指している人々が参加する場ですから、当然ながらアマチュアの中でもかなりレベルが高いものだと考えたほうがいいでしょう。応募総数500以上で、受賞者が数人程度というかなり狭き門です。

 これと対極に位置するのが、ウェブでの発表です。これは手軽にできるうえ、基本的に他の誰からも制約を受けません。自分の好きなようにできるというメリットがあります。

 逆に現在のウェブサイトの数は膨大で、そこで発表されている小説の数も全体としてものすごい数に上ります。よほどうまく宣伝しないかぎりネットの海に呑み込まれてしまう可能性が高く、その点に関してはかえってリスキーかもしれません。

 他にいま注目されているのが、ケータイサイトでの発表です。中にはケータイ小説から一般の出版へ行き、ベストセラーになった作品もあるようです。『魔法のiらんど』というサービスでは手軽に小説を投稿でき、優秀な作品には商業出版の道も用意されています。

 また、同人誌での発表や出版社への持ち込みといった方法もあります。ただ、これらは少数派でしょうし、企業によっては持ち込みを受け付けていないこともあるため、注意が必要です。

 いずれにせよ、とにかく勇気を出して“やってみる”ことです! 初めは、なかなか上手くいかないかもしれません。しかし、継続していればいつか必ず花が開くものです。お互い頑張っていきましょう。

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作品を読んでもらおう

6 月 8th, 2007 by 鳴神

 作品が完成したら、なんらかの形で正式に発表することになると思います。しかし、その前に誰でもいいので、まずは他の人に出来上がった作品を読んでもらいましょう。

 自分の書いた小説をひとに見せるのはなんだか気恥ずかしいものですが、初めから発表するつもりがないのならともかく、いつか発表するのなら結局は同じことです。思いきって身近な人などに頼んでみるのがいいでしょう。

 それに、現在はネットという誰でも使えるすばらしいメディアがあります。もしさすがに家族や友人には見せられない、見せたくないというのであれば、ネットの匿名性をうまく活用してウェブで公開してみてはいかがでしょうか。最近は小説の新人賞でも、ウェブで公開しただけならばその作品を応募できる場合が多いようですから、この点に関してはさほど心配はいらないのです。

 他の人々に自分の作品を読んでもらうことのメリットは、単に評価を聞けてうれしいといった心情的なものにとどまりません。もちろん、それによってモチベーションが上がることは大きいのですが、それ以上に重要なのは作品を客観的に見てもらえることです。

 自身がどんなに意識して客観的に見ようとしても、どうしても主観が、すなわち作者の勝手な思い込みが入ってしまうものです。しかし第三者ならば、たとえ文学などの専門家でなくともその意見は一考に値します。

 なぜなら小説の大半の読者は、評論家や研究者ではなく一般の人々だからです。ある意味専門家の意見より、普段は小説にかかわりのない方のそれのほうが参考になることもあります。

 仮に自分では「この作品は駄目だ」と思った場合でも、試しに他の人にそれを渡してみましょう。自分では気付かなかった意外ないい点を指摘してくれるかもしれませんし、“何がどういけなかったか”ということをはっきりとさせることができます。

 自分で自分の弱点・欠点をわかっているつもりでも、人間はみずからの悪いところに目をつむってしまうもの。明確にそれをわきまえている人は少ないのです。

 失敗を恐れず、周りの意見に素直に耳を傾ける。そうした心持ちは、小説の執筆にかぎらず何をするにしても重要なことです。

 ただし、他人の評価を気にしすぎる必要はありません。どうしても納得のいかない意見ならば、あえて無視をすることも時には必要です。その辺の判断が難しいところですね。

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推敲する

6 月 7th, 2007 by 鳴神

 一通り小説を書き終わったあと、誰でも読み返して推敲をすると思います。この際、注意したほうがいいポイントがいくつかあります。

 それは、文章の流れを重視することです。執筆中もそうですが、読み返して修正しているときには、意外に個別の部分ばかりを気にしすぎてしまうものです。ひとつの文の表現にこだわりすぎて、結果として全体の流れが悪くなってしまうこともままあります。

 ひとつひとつの表現は確かに大切です。ですが、それ以上に文章のテンポ、流れといったもののほうが大切で、小説のよし悪しを決める重要なファクターなのです。

 そのため、推敲をした後よりも何も手をつけていない元々のもののほうがよかったという場合も有り得ます。初稿のコピーを残しておけば、あとあと役に立つかもしれません。

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執筆中のポイント

6 月 6th, 2007 by 鳴神

 小説を書き進めていくと、やがて当初の予定とは違った方向へストーリーが進むことがあります。個人的な意見としては、迷わずその都度書きたいことを書くほうがいいと思います。

 プロットの説明の際にも触れましたが、あまりに予定通りに進めると全体として退屈なシナリオになりがちです。展開に勢いがなくなり、メリハリも消えてしまいます。

 言うまでもなく、基本の路線から大幅に逸脱すると後で大変なことになることもありますが、それはそれで面白いものです。小説は即興でやる寸劇とは違いますから、書き終えてからの修正はいくらでも利きます。

 もし自分でもびっくりするようなストーリーになっていたら、それは大成功です。自分自身でもわくわくすることができる作品が、おそらく最高のものでしょう。

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プロットを書いてみる

6 月 5th, 2007 by 鳴神

 小説に限らず、長いストーリーの作品をつくったり、大きなプロジェクトを進めたりするときにはプロットを作ることが有効です。

 このプロットとは、簡単にいえば一連の流れを一定の法則で書き出したものです。たとえば小説なら、起承転結の具体的な内容をひとつひとつの項目に分けて記述していくわけです。

 実際の書き方は千差万別です。箇条書きで話の展開をくわしく記していく場合もあれば、要点だけをピックアップする場合もあります。基本は、自分のやりやすいように取り合えずメモを書くような軽い気持ちで書いてみるのがいいかと思います。

 ただし気を付けなければいけないことは、あまり詳細に書きすぎないことです。なぜなら、小説とは生き物だからです。初めからあまりに事細かに話の展開を決めてしまうと、内容が予定調和的な硬直的なものになってしまい、面白みに欠けるストーリーができあがってしまうことが多いようです。これでは、何より書いている本人がつまらなくなってしまいます。

 上記のことを含めてあくまで私見ですが、本当にいい小説とは書き手自身も驚きをもって物語を紡いでいけるものではないでしょうか。そういった形になれば、作者もかならず楽しくなっているはずです。

 とはいえ、特に長いストーリーを構築する場合には、やはりプロットを書くことは重要です。自分なりに工夫しながら試しに書いてみてはいかがでしょうか。

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おすすめのワープロ『OpenOffice.org Writer』

6 月 4th, 2007 by 鳴神

writer.jpg 最近はソフトウェアの分野でも競争によって淘汰が進んできたとはいえ、まだかなりの種類があります。そこで今回はまず、皆さんにお勧めできるワープロソフトについて紹介したいと思います。

 もし、できるだけ低価格でありながら高機能なものを求めるなら、だんぜん『OpenOffice.org Writer』です。これは無料で使え、カスタマイズも自由なフリーソフトです。

 ワープロとして必要な機能はすべて揃っており、文章を書くうえで不満に感じることはほとんどないでしょう。また、余計な機能がゴテゴテ付いていることはないため、動作が軽いというのも利点です。

 しかも、現在普及しているPDF形式に出力する機能もデフォルトであり、これはウェブを利用して作品を発表しようと考えている小説家には大きな武器になります。

 ただし、このワープロは元々海外製のものをベースとしており、日本語の文章を書くうえで不都合な点がいくつかあります。たとえば、ルビ(読み仮名)を振ると行間がずれてしまったりと、レイアウトが崩れることがままあります。

 もちろん回避策はあるのですが、ややこしいことは事実です。またそれ以外の面でも、縦書きの場合に支障のあるところがいくつか散見されますし、残念ながら市販のソフトに比べて使いにくい面も確実にあります。

 とはいえ無料で使えるという大きなメリットがある以上、コストパフォーマンスは抜群です。とりあえずあまりお金をかけずに小説を書いてみたいという方には最適のワープロソフトでしょう。

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手書きかワープロか

6 月 3rd, 2007 by 鳴神

 最初に書く小説を短編にすべきか長編にすべきかということと同時に、実際にどうやって書くのかという問題があります。より具体的には、ワープロ(パソコン)を使うべきか、それとも手書きでやるかということです。

 結論を先に言うと、私見ではワープロを使ったほうがいいと思います。以下にその理由を説明しましょう。

 まず編集のしやすさが上げられます。誤字脱字を修正したり、文を付加・削除したりすることは、手書きの場合非常に骨が折れますし、原稿用紙がどんどん汚くなっていきます。

 その点ワープロならば、複数の箇所も「置換」という機能によって一発で直せますし、常に読みやすいレイアウトを保つことができます。さらに最近のワープロや日本語入力ソフト(IME)では、すぐに誤字を指摘してくれたり、単語の意味を表示してくれたりする機能のあるものまで存在します。

 もちろん、タッチタイピングに慣れれば極めて高速に文字を入力できるというメリットもあります。小説書きで波に乗ってくると、アイデアが出てくるスピードに筆記が追いつかなくなることもあるくらいですから、これは本当に大きな利点かもしれません。

 ただその一方で、パソコンなどの扱いが慣れているならまだしも、そうでない場合はスキルの習得のために一定以上の努力が必要になります。

 また、当然パソコンなどの機器を購入しなければなりません。そのうえ必要なソフトウェアを揃えるとなると、さらなる出費を強いられます。

 そして、これは個人的な感想なのですが、意外に手書きのほうがいい面もあるようです。たとえば、“手応え”。キーボードを叩いているだけでは、なぜか「自分は文章を書いている」という実感が希薄なように思えます。逆に手書きならば、紙の質感、ペンの硬さ、そして音などを直に感じることができます。

 別の現実的な面では、パソコンのディスプレイを長時間見つづけると、目が異様に疲れるという問題もあります。人によっては、目が痛くなってどうしようもなくなることもあるそうです。一度の執筆で2、3時間は連続で書きつづけることはざらにあるくらいですから、これはもはや致命的です。

 全体としてこの点に関してもまた、やはり個人の好みの問題ということに帰着するでしょう。効率を優先するならワープロ、ゆっくりでもいいから“いい感触”を味わいながらやりたいのなら手書きを選ぶといいかもしれません。

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短編か長編か

5 月 31st, 2007 by 鳴神

 よく小説書きの初心者向けのアドバイスで、「最初は短編のほうがいい」というものがあります。確かに、長編はなかなか最後まで書ききることが難しく、全体をまとめるのも大変なものです。

 では、短編が簡単かというと実はそうではありません。全体の物語が短ければ、書きやすくまとめやすいということはあるのですが、一方で非常に難しい面もあります。

 それは、さまざまなファクターを短い文章に込めなければならないことです。いい短編の小説を書くということは、いってみれば小型の携帯電話に多くの機能を詰め込み、なおかつ使いやすくするようなものです。

 こうしたことの実現は、かなりの困難を伴います。物語をつむいでいく上では、起承転結をきちんとつくることが大切ですが、短い文章の中でこういったメリハリをつけることはなかなかに骨が折れます。

 また別の面では、文章の長さという点での余裕がないために、自分の書きたいものを書きたいように書くということができません。ちょっと閑話のようなものを入れたくても、短編では邪魔になってしまうことが多いようです。

 反対に大きなものはある程度の余裕がありますから好きなように書けますし、多少の問題点は全体として吸収してくれます。つまり、長編にも初心者向けのメリットはあるのです。

 もちろん、いきなり長編を完成させることには多くの壁があるでしょう。しかし、短編を得意とする人もいれば、長編を得意とする人もいます。それも個性です。

 結局は初心者でも、長編が書きたければ長編を、短編を書きたければ短編を書くというのが一番なのではないでしょうか。場合によっては、短編をつないでいって最終的に大きな物語とするというやり方もあります。あとは工夫しだいですね。

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小説を書こう

5 月 30th, 2007 by 鳴神

 パソコンやネットの普及によって、小説を書き、それを発表するための環境は劇的によくなりました。しかし、まだまだ小説書きに興味はあるのにしり込みしてしまっている人は多いようです。

 小説を書くこと、引いては文章を書くことはなんら特別なことではありません。現代では、もはや息を吸うのと同じく当たり前のことともいえるかもしれません。

 ただ、いざ文章を書こう、特に小説を書こうとすると、いささか躊躇してしまうのも人の性です。とはいえ、きっかけを待つのではなく、どこかで自分で踏ん切りをつける必要があります。

 何事も、とにかくやってみることです。「できるかな? できないかな?」と頭で考えているだけでは答えは出ませんし、そもそも何も起こりません。

 そこで思い立ったが吉日、小説の執筆に興味があるのなら“今すぐ”始めてみましょう。さあ、メモ帳でもなんでもいいので、とにかく書き出してみるのです。そうすれば意外にすらすらと筆が進むことと、その楽しさに気付けるはずです。

 小説書きも、まずは始めてみることが大切です。テクニックやノウハウは、後から付いてくるものであって、けっしてそれらが先に立つわけではありません。

 さっそく小説を書いてみてはいかがでしょうか。その先には、何か楽しい世界が待っているかもしれません。

 次回からは小説の執筆について、もう少し具体的なことをお話していこうと思います。

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